令和5年10月1日
井田病院が「紹介受診重点医療機関」として公表されました。
当院は、令和5年10月1日に神奈川県から「紹介受診重点医療機関」として公表されました。「紹介受診重点医療機関」の公表に伴い、令和6年4月1日から「非紹介患者初診加算料」を改定いたします。
「紹介受診重点医療機関」とは、クリニック(かかりつけ医)等からの紹介状を持って受診いただくことに重点をおいた医療機関で、手術・処置や化学療法等を必要とする外来、放射線治療等の高額な医療機器・設備を必要とする外来などを行っています。
医療機関どうしの役割分担により、患者さんが適切な検査や治療をよりスムーズに受けられるようになり、混雑緩和などの効果が期待されます。
当院を受診される際は、まずは地域のクリニック(かかりつけ医)等からの紹介状をご持参ください。
紹介状がない場合は選定療養費がかかります
初診患者加算料
初診患者加算料 | 金額 |
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医科 | 7,700円(税込み) |
歯科 | 5,500円(税込み) |
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次の患者さんは初診とさせて頂きます
- 当院に初めて受診される場合
- 以前に井田病院を受診した事があるが、治療期間が終了した(治癒)後に再び来院された場合
- 前回の症状が治まり、若しくは治療が継続していない場合は治癒とみなされます。
- 前回の受診から治癒とみなされる期間については、疾患によって異なります。
- 前回、患者さんが任意に診療を中止し改めて受診される場合
- 歯科とその他の診療科は、お互いに関連のある傷病の場合を除き、それぞれ初診となります。
- 初診・再診については医師の判断によります。
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次の患者さんは非紹介患者初診加算料の負担はございません。
- 救急車での来院患者
- 診療時間外に受診する患者(急を要するものに限る。医師が緊急性を要しないと判断した場合は徴収対象)
- 自施設の他の診療科から院内紹介されて受診する患者
- 医科と歯科との間で院内紹介された患者
- 特定健康診査、がん検診等の結果により精密検査受診の指示を受けた患者
- 救急医療事業、周産期事業等における休日夜間受診患者
- 外来受診から継続して入院した患者
- 治験協力者である患者
- 災害により被害を受けた患者
- 労働災害、公務災害、交通事故、自費診療の患者
- 国の 公費負担医療制度の対象者(小児医療・ひとり親家族医療・重度障害医療は除く)
- HIV感染者
- その他、病院長が直接受診する必要性を特に認めた患者
紹介状について
注意事項 | 当院での診療は、紹介患者さん・予約患者さんが優先となります。
受診する際には、ご自宅近隣の診療所または、病院からの紹介状を必ずお持ちください。 ※紹介状をお持ちいただかない場合は、待ち時間が非常に長くなります。 |
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再診患者加算料
再診患者加算料 | 金額(税込み) |
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医科 | 3,300円 |
歯科 | 2,090円 |
当院が他の医療機関に対して文書により紹介を行ったにもかかわらず、引き続き当院を受診される場合、通常の診療費の他に別途ご負担いただく費用となります。
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次の患者さんは再診患者加算料の負担はございません
- 救急車での来院患者
- 診療時間外に受診する患者
(急を要するものに限る。医師が緊急性を要しないと判断した場合は徴収対象) - 救急医療事業、周産期事業等における休日夜間受診患者
- 外来受診から継続して入院した患者
- 災害により被害を受けた患者
- 労働災害、公務災害、交通事故、自費診療の患者
- その他、病院長が直接受診する必要性を特に認めた患者
このようなお願いをする理由・説明
- 医療機関の種類
医療機関には、入院施設を持たない、またはベッドが19床以下の「診療所」と、20床以上の入院ベッドを持つ「病院」があります。「診療所」は、日頃の健康相談や軽い病気の治療、病気の管理などを行い、入院や特別な検査などが必要な場合には、患者さんを病院に紹介します。 - 国の方針
質の高い医療を行うことを目的に、国(厚生労働省)は医療機関の役割分担を進めています。それぞれの医療機関が特徴に応じて、近隣の医療機関と連携して医療に当たっています。 - 井田病院の役割と現状
当院は、地域の基幹病院として、急性期の医療(緊急もしくは重症な患者さん、救急搬送された患者さんに必要な、入院や手術など、高度で専門的な医療)を24時間体制で提供する役割を担っています。
しかしながら、現在、当院の外来診療に数多くの患者さんが来院されており、そのため、長時間お待ちいただいていると共に、手術、入院が必要な緊急度の高い患者さんへの対応が圧迫されています。 - 皆様へのお願い(かかりつけ医をお持ちください。)
体調不良を感じられたときは、まず、御自宅近隣の「診療所」を「かかりつけ医」として診てもらってください。
その後、当院で受診される場合は「紹介状」をお持ちください。
紹介状をお持ちいただきますと、非紹介患者初診加算料が不要となります。 - 病状が安定された時
当院で治療して、病状が安定された時は、状況に応じて、かかりつけ医、療養型の病院や回復期リハビリ病院などに御紹介いたします。
ただし、紹介先の先生から御依頼があった場合は、いつでも診療や御相談に応じさせていただきます。
「かかりつけ医」で診療をお受けになることは、当院の医師とは違う視点で病気の管理ができ、健康相談や慢性的な病気の継続治療に大きな利点があります。もし、かかりつけ医が、検査、入院、手術や専門的な診療が必要と思われた場合は、紹介状を作成しますのでご安心ください。
かかりつけ医が決まっていない方は、担当医にご相談ください。
必要な方に、適正な医療を提供していくため、御理解をお願いいたします。
かかりつけ医を持ちましょう
当院では、病診連携、病病連携等の充実に努めています。患者さんは、まずは地域の診療所やクリニック等に受診していただき、高度な検査(CTやMR等)や専門的な治療(手術や放射線治療等)や入院が必要と判断された場合に当院をご紹介いただきます。
当院で、治療を行った後は元のかかりつけ医へ逆紹介し治療を継続していただきます。
ふたり主治医制を推進しています
当院の医師と、かかりつけ医が診療情報提供書(紹介状)等を通して連携していく「ふたり主治医」を推進しています。
受診の際は紹介状をご持参ください
当院を受診の際は、かかりつけ医からの診療情報提供書(紹介状)をご持参ください。
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