川崎市立井田病院モニター会議とは

川崎市立井田病院モニター会議は、市民から御意見・御要望を広く聴取し、病院運営や患者サービス向上等に反映させることにより、市民から信頼されるより良い病院づくりの実現を図ることを目的として、平成23年度から設置しています。

これまでの活動について

第1期(平成23・24年度)川崎市立井田病院モニターの活動

平成23年度から平成24年度までの間に、計4回のモニター会議を開催しました。

モニター会議では、当院が毎年1回実施している『患者満足度調査』の結果についての御意見をいただきました。いただいた御意見は32件にのぼりました。

この32件の御意見について、モニター会議の限られた期間内で検討することは難しいことから、多くの意見をいただいた「患者待ち時間」と「接遇改善」についての対策をモニター会議で検討し、当院で今後の取組を回答いたしました。

第2期(平成25・26年度)川崎市立井田病院モニターの活動

平成25年度から平成26年度までの間については、第1期モニター会議における検討課題について追跡調査を行い、現時点での取組状況や成果を報告するとともに、病院の建替工事後の運営状況や患者満足度の確認を主な目的として1回のモニター会議を開催しました。

会議では、ご高齢の患者様が来院された際の対応の問題点についてご指摘をいただくなど、多くの貴重なご意見をいただく一方、接遇の改善状況について高く評価するご意見もいただきました。また、新しくなった病院を実際に見学していただき、病院の運営状況についてご理解いただきました。

第3期(平成28・29年度)川崎市立井田病院モニターの活動

平成28年度から平成29年度までの2か年度の間に、計4回のモニター会議を開催しました。

今回のモニター会議では、「交通アクセス」と「広報」について検討を図りました。

「交通アクセス」については、立体駐車場の完成等で改善した部分がある一方で、路線バスの運行ルートなど当院のみでは対応できない課題も多く、それは一朝一夕に解決できるものではありません。また、「広報」については、様々な取り組みの積み重ねにより効果が出てくるものですが、今回その取り組みの一部の実施へ動き出すことができました。

いずれのテーマも今回モニターの皆様と意見を交わすことにより、解決に向けて一歩前進することができたと考えております。

第4期(令和元年・令和2年度)川崎市立井田病院モニターの活動

令和元年度から令和2年度までのモニター会議は、4回の開催を予定しておりましたが、新型コロナウイルス感染症の感染拡大による影響で1回のみの開催となりました。新型コロナウイルス感染症の状況を注視しながら、時期を改めて第5期川崎市立井田病院モニター会議の開催について検討してまいります。

第5期(令和3・4年度)川崎市立井田病院モニターの活動

令和3年度から令和4年度までの2か年度の間については、新型コロナウイルス感染症の感染拡大の影響を受けながら計2回のモニター会議を書面にて開催しました。

会議では令和4年度患者満足度調査結果、外来患者待ち時間の短縮及び有効活用に関する取組状況、交通アクセスの改善に関する取組状況を提示し、それぞれのテーマについて利用者目線に立った具体的な御意見をいただきました。

また、最近は便利になった反面で失われて来ているものもあるとの御意見もいただきました。当院がこれまで培ってきた温かみを大切にしながら、今後もサービス向上に取り組んでまいります。

今後の活動について

私たちは、市民の皆さまから信頼される病院を目指し、病院運営や患者サービスの向上に資する様々な取組を行っております。今後もモニターの皆さまと意見を交わし、時には厳しいご指摘をいただきながら、病院の抱える様々な課題を解決するための取組を進めてまいります

また同時に、それらの取組が年月の経過によって希釈されたり、捻じ曲げられたりすることの無いよう、取組のもたらす効果に常に注意を払い、市民の皆さまから信頼されるより良い病院づくりを目指して、今後もモニター会議を継続してまいります。